幼児向けの実験遊びとは?楽しみながら学ぶメリット
幼児向けの実験遊びとは?
幼児向けの実験遊びとは、科学の基本的な仕組みを、楽しく体験しながら学ぶ活動です。特別な道具を使わなくても、身近な材料で簡単にできる実験がたくさんあります。水、油、塩、牛乳、石けんなど、家にあるものを使って、子どもが「どうして?」と考えるきっかけを作ることができます。
実験を通して、「観察する力」や「予想する力」が育まれるため、幼児期から科学への興味を持つきっかけにもなります。
幼児が実験遊びをするメリット
1. 「なぜ?」を考える習慣がつく
実験では、「どうして泡が出るの?」「どうして水と油は混ざらないの?」といった不思議な現象が起こります。こうした体験を通して、子どもは自分で考え、好奇心を持つようになります。
2. 手先の発達や集中力が鍛えられる
実験では、液体を混ぜたり、スプーンでかき混ぜたりといった作業が必要になります。こうした動作を繰り返すことで、手先の器用さや集中力が育ちます。
3. 成功体験を積み重ねられる
実験を成功させることで、「できた!」という達成感を味わうことができます。何度も試すことで、自信を持ち、学ぶことの楽しさを感じられるようになります。
4. 創造力や発想力が伸びる
「もし違う材料を使ったらどうなる?」と考えることで、発想力が豊かになります。実験の過程で、自分なりの工夫を加えられるようになるのも大きなメリットです。
次の章では、幼児が楽しめる簡単な科学実験アイデアを紹介します。
幼児が楽しめる簡単な科学実験アイデア
家にある材料を使って、幼児でも楽しめる簡単な科学実験を紹介します。特別な道具は必要なく、安全にできるものばかりなので、親子で一緒に試してみてください。
1. ふしぎな色水マジック
目的:色の混ざり方を観察し、色の変化を楽しむ
用意するもの – 水(透明なコップに入れる) – 食紅(赤・青・黄) – スポイトやスプーン
やり方 1. 透明なコップに水を入れる。 2. 食紅を1滴ずつたらして、色の変化を観察する。 3. 「赤+青=何色?」「黄+青は?」と混ぜながら変化を楽しむ。
期待できる効果 – 色の組み合わせを学ぶ。 – 液体の動きを観察することで、注意深く観察する力がつく。
おすすめの年齢:3歳~6歳
2. ぷるぷるスライム作り
目的:液体が固まる仕組みを学ぶ
用意するもの – 洗濯のり(PVA入り) – 水 – ホウ砂(薬局で購入可能) – 食紅やラメ(お好みで)
やり方 1. ボウルに洗濯のりと水を1:1の割合で入れる。 2. 食紅やラメを加えて混ぜる。 3. ホウ砂を少量ずつ加えて、固まり始めるまで混ぜる。 4. 触ってみて、弾力や形の変化を楽しむ。
期待できる効果 – 液体と固体の変化を学べる。 – 手で触ることで、感触の違いを体感できる。
おすすめの年齢:4歳~6歳(ホウ砂は親が扱う)
3. しゅわしゅわ火山実験
目的:化学反応を体験し、泡が出る仕組みを学ぶ
用意するもの – 重曹(大さじ2) – クエン酸(大さじ1) – 水 – 食紅(赤・オレンジ) – 小さな容器(紙コップなど)
やり方 1. 容器に重曹とクエン酸を入れる。 2. 食紅で溶かした水を加える。 3. 泡がしゅわしゅわと出てくるのを観察する。
期待できる効果 – 酸とアルカリが反応して泡が出る仕組みを学べる。 – 予測と結果の違いを考える力がつく。
おすすめの年齢:3歳~6歳
4. ペットボトルロケット
目的:空気や圧力の力を学ぶ
用意するもの – ペットボトル(500ml) – ストロー – 風船 – ビニールテープ

やり方 1. ストローの先をペットボトルの口に固定する。 2. 風船をストローの反対側に取り付ける。 3. 風船を膨らませ、手を放すとストローが飛ぶ。
期待できる効果 – 空気の力を視覚的に理解できる。 – どうすればより遠くに飛ばせるか考える力がつく。
おすすめの年齢:4歳~6歳(親のサポートが必要)
5. 油と水のふしぎな世界
目的:油と水の性質の違いを学ぶ
用意するもの – 透明な瓶(またはペットボトル) – 水 – サラダ油 – 食紅 – スポイト
やり方 1. 瓶の半分まで水を入れる。 2. 残りの半分に油をゆっくり注ぐ。 3. 食紅を垂らして、どのように混ざるか観察する。
期待できる効果 – 水と油が混ざらない理由を考えられる。 – 液体の比重の違いを視覚的に理解できる。
おすすめの年齢:3歳~6歳
6. かんたん静電気実験
目的:静電気の力を体験する
用意するもの – 風船 – ティッシュペーパー – 髪の毛
やり方 1. 風船をセーターや髪の毛でこすって静電気をためる。 2. ティッシュペーパーを小さくちぎって机の上に置く。 3. 風船を近づけると、紙がくっつく。
期待できる効果 – 目に見えない電気の力を感じる。 – 身近な科学の不思議を体験できる。
おすすめの年齢:3歳~6歳
まとめ
幼児でも楽しめる簡単な実験は、色の変化・泡の発生・形の変化・静電気の力など、さまざまなテーマで行うことができます。子どもが「どうして?」と疑問を持ったときに、一緒に考えながら実験すると、科学への興味がより深まります。
次の章では、キッチンでできるおもしろ実験を紹介します。
キッチンでできる!おもしろ実験を試してみよう
キッチンには、幼児でも安全に楽しめる実験の材料がたくさんあります。食べ物や飲み物を使った実験は、身近なものの性質を学ぶ良い機会になります。ここでは、キッチンでできる簡単で楽しい実験を紹介します。
1. ミルクでつくるカラフルアート
目的:液体の性質と界面活性剤(石けん)の働きを学ぶ
用意するもの – 牛乳(コップ1杯) – 食紅(赤・青・黄など) – 綿棒 – 食器用洗剤
やり方 1. 皿に牛乳を注ぐ。 2. 食紅を数滴落として、色が広がるのを観察する。 3. 綿棒に洗剤をつけ、牛乳の上にそっと置く。 4. 色が一気に広がり、模様が変わる様子を楽しむ。
期待できる効果 – 牛乳の中の脂肪が石けんの働きで動く仕組みを学ぶ。 – 色の動きを観察し、液体の変化に興味を持つ。
おすすめの年齢:3歳~6歳
2. 氷と塩のひんやり実験
目的:氷の溶け方と塩の働きを学ぶ
用意するもの – 氷(数個) – 塩(大さじ1) – 食紅(あれば) – ひもや糸(10cmほど)
やり方 1. 氷の上にひもを乗せる。 2. その上から塩を振りかけ、10秒ほど待つ。 3. ひもを持ち上げると、氷がくっついて持ち上がる。
期待できる効果 – 塩が氷の表面を溶かし、再び固まる仕組みを学ぶ。 – 物質の状態変化について考えるきっかけになる。
おすすめの年齢:4歳~6歳(親のサポートが必要)
3. 炭酸ジュースでレーズンがダンス
目的:炭酸ガスの働きを観察する
用意するもの – 透明なコップ – 炭酸水(または炭酸ジュース) – レーズン(3~5粒)
やり方 1. コップに炭酸水を注ぐ。 2. レーズンを入れて、しばらく待つ。 3. レーズンが炭酸の泡に包まれ、浮いたり沈んだりする様子を観察する。
期待できる効果 – 炭酸の気泡が物を持ち上げる仕組みを学ぶ。 – 水の中の気体の動きを視覚的に理解できる。
おすすめの年齢:3歳~6歳
4. もちもちグミ作り
目的:ゼラチンが固まる仕組みを学ぶ
用意するもの – ゼラチン(大さじ1) – 水(50ml) – 砂糖(大さじ1) – 食紅や果汁
やり方 1. 水にゼラチンを加え、しばらく置く。 2. 砂糖と食紅を入れて混ぜる。 3. 電子レンジで30秒温める。 4. 型に流し込み、冷蔵庫で1時間ほど冷やす。 5. できあがったグミを取り出して、弾力を確認する。
期待できる効果 – 液体が固まる仕組みを体験できる。 – 自分で作ったお菓子を食べることで、達成感を味わえる。
おすすめの年齢:4歳~6歳(火や熱いものの扱いは親が担当)
5. 透明な卵?お酢でたまご実験
目的:酸が殻を溶かす仕組みを学ぶ
用意するもの – 生卵(1個) – お酢(コップ1杯) – 透明なコップ
やり方 1. 卵をコップに入れる。 2. その上からお酢を注ぎ、1日置く。 3. 次の日、卵の殻が溶け、透明な膜だけが残る。 4. ゆっくり触ってみて、プニプニの感触を楽しむ。

期待できる効果 – 酸がカルシウムを溶かす仕組みを学ぶ。 – 物質の変化に興味を持つ。
おすすめの年齢:4歳~6歳(親の監督が必要)
まとめ
キッチンには、幼児向けの簡単な実験を楽しめる材料がたくさんあります。色の変化・温度変化・泡の動き・食べ物の性質の変化などを体験することで、子どもは科学に興味を持つきっかけを得られます。
次の章では、水や油を使った不思議な実験を紹介します。
水や油を使った不思議な実験で好奇心を育てる
水や油は、身近な存在ですが、意外な科学の不思議を秘めています。幼児向けの実験では、水の動きや油の性質を観察しながら、「なぜ?」を考える力を育てることができます。ここでは、水や油を使った楽しい実験を紹介します。
1. 水と油の「分かれる?」実験
目的:水と油の性質の違いを学ぶ
用意するもの – 透明なコップ(またはペットボトル) – 水 – サラダ油 – 食紅(青や赤)
やり方 1. 透明なコップに水を半分入れる。 2. その上からサラダ油をゆっくり注ぐ。 3. 食紅を1滴ずつ落として、色がどのように混ざるか観察する。
期待できる効果 – 水と油が混ざらない理由を考えられる。 – 液体の重さ(比重)による違いを体感できる。
おすすめの年齢:3歳~6歳
2. 水が逆さまでも落ちない?紙コップのふしぎ
目的:水圧と空気の力を学ぶ
用意するもの – 紙コップ – 水 – 厚めの紙(トランプくらいの硬さ)
やり方 1. 紙コップに水を入れる(8割くらい)。 2. 厚めの紙を水の上に置く。 3. 紙を押さえながらコップをひっくり返す。 4. ゆっくり手を離すと、紙が落ちずに水がこぼれない。
期待できる効果 – 空気の力(大気圧)を視覚的に学べる。 – 「どうして紙が落ちないの?」と考えるきっかけになる。
おすすめの年齢:4歳~6歳
3. ラバランプ風の泡実験
目的:水と油の性質+炭酸ガスの動きを観察する
用意するもの – 透明なペットボトル – 水 – サラダ油 – 食紅 – 重曹(小さじ1) – クエン酸(小さじ1)
やり方 1. ペットボトルの半分まで水を入れる。 2. その上から油を注ぐ(比重の違いで分かれる)。 3. 食紅を1滴入れる。 4. 重曹とクエン酸を少しずつ加えると、泡が出てくる。
期待できる効果 – 水と油の違い+炭酸の動きを観察できる。 – 視覚的に楽しい実験で、「もっとやってみたい!」という意欲がわく。
おすすめの年齢:3歳~6歳
4. ペットボトルで水の竜巻を作る
目的:水の流れと遠心力を学ぶ
用意するもの – ペットボトル(500ml) – 水 – 洗剤(1滴) – 食紅(あれば)
やり方 1. ペットボトルに水を8割ほど入れる。 2. 洗剤を1滴入れ、フタを閉める。 3. ペットボトルを回転させると、水が竜巻のように渦を巻く。
期待できる効果 – 水の流れの性質を体感できる。 – 「もっと大きな渦を作るには?」と考える力が育つ。
おすすめの年齢:4歳~6歳
5. どっちが早く落ちる?水の速さ実験
目的:水が流れる速さを比べる
用意するもの – 2つのペットボトル – 水 – キリ(穴をあける道具) – 透明テープ
やり方 1. ペットボトルの底に、1つは小さな穴を、もう1つは大きな穴を開ける。 2. 両方のペットボトルに同じ量の水を入れる。 3. テープをはがして水を流し、どちらが早く出るか観察する。
期待できる効果 – 穴の大きさと水の速さの関係を学べる。 – 予想と結果の違いを楽しめる。
おすすめの年齢:4歳~6歳(穴あけは親が担当)
まとめ
水や油を使った実験は、幼児にとって視覚的にも楽しく、自然と「どうして?」と考えるきっかけを作ってくれます。水と油の違い、空気の力、水の流れの仕組みなど、生活の中で気づける科学の不思議を体験しながら学べるのが魅力です。
次の章では、色や形の変化を楽しむ幼児向けの視覚的な実験を紹介します。
色や形の変化を楽しむ!幼児向けの視覚的な実験
幼児は 目で見て変化がわかる実験 に特に興味を持ちます。ここでは、色が変わる・形が変わる・消えたり現れたりする といった視覚的に楽しい実験を紹介します。身近な材料を使ってできるので、ぜひ親子で試してみてください。
1. 魔法のカラーチェンジ水
目的:液体の性質と酸性・アルカリ性の変化を観察する
用意するもの – 紫キャベツ(または赤しそ) – お湯 – レモン汁(または酢) – 重曹 – 透明なコップ(2つ)
やり方 1. 紫キャベツの葉をちぎってお湯に入れ、5分ほど置く(紫色の液体ができる)。 2. 透明なコップに紫キャベツの液を注ぐ。 3. 片方にレモン汁を入れる → 色がピンクに変わる! 4. もう片方に重曹を入れる → 色が青や緑に変わる!
期待できる効果 – 酸性・アルカリ性で色が変わる仕組みを体験できる。 – 「なぜ?」と考えるきっかけになる。
おすすめの年齢:4歳~6歳
2. ふわふわ不思議な泡の山
目的:泡の性質と気体の動きを観察する
用意するもの – 食器用洗剤 – 水 – ストロー – 透明なコップ
やり方 1. コップに水を入れ、洗剤を少し加える。 2. ストローを入れて、ゆっくり息を吹き込む。 3. もこもこと泡が出てくる様子を観察する。
期待できる効果 – 空気の動きと泡の仕組みを学べる。 – 「もっと大きな泡を作るには?」と試行錯誤できる。
おすすめの年齢:3歳~6歳(ストローの扱いに注意)
3. にじ色のシュワシュワバスボム
目的:炭酸ガスの発生と色の広がりを観察する
用意するもの – 重曹(大さじ3) – クエン酸(大さじ1) – 水 – 食紅(赤・青・黄) – 型(シリコンカップなど)
やり方 1. ボウルに重曹とクエン酸を混ぜる。 2. 少しずつ水を加えて、型に詰める。 3. 乾燥させ、固まったらお湯の中に入れる。 4. シュワシュワと泡が出ながら、色が広がる様子を観察する。
期待できる効果 – 化学反応で泡が出る仕組みを体験できる。 – 色の広がりを観察することで、視覚的な変化を楽しめる。
おすすめの年齢:4歳~6歳(親のサポートが必要)
4. 水が消えちゃう!? ペーパーマジック
目的:水の吸収と蒸発の仕組みを学ぶ
用意するもの – ティッシュペーパー – 透明なコップ – 水 – 絵の具(あれば)
やり方 1. コップに水を入れる。 2. ティッシュを折りたたんで水に浸す。 3. 少し時間を置くと、水が消えたように見える(紙が吸収)。 4. さらに数時間放置すると、紙が乾いて水が消えたように見える。
期待できる効果 – 水の吸収と蒸発の仕組みを学べる。 – 「なぜ水がなくなったの?」と考える力がつく。
おすすめの年齢:3歳~6歳
5. くるくる回る紙ヘリコプター
目的:空気の流れと重力の働きを体感する
用意するもの – 紙(コピー用紙や画用紙) – はさみ – セロテープ
やり方 1. 紙を細長く切る(15cm×5cm程度)。 2. 上半分を2つに切り分け、ヘリコプターの羽の形にする。 3. 下側に少しおもりをつける(テープを巻く)。 4. 高いところから落として、羽がくるくる回る様子を観察する。
期待できる効果 – 空気の流れや重力の働きを感じられる。 – 「どうしたらもっとゆっくり落ちるかな?」と考えるきっかけになる。
おすすめの年齢:4歳~6歳
6. にじのグラデーションウォーター
目的:液体の比重の違いを観察する
用意するもの – 水 – 砂糖 – 食紅(青・赤・黄) – 透明なコップ – スプーン
やり方 1. 3つのコップに水を入れる。 2. それぞれに違う量の砂糖を入れる(多い・中くらい・少ない)。 3. それぞれのコップに食紅で色をつける。 4. スプーンを使って、一番砂糖が多い色水を底に入れる。 5. 次に中くらい、最後に砂糖が少ない色水をゆっくり重ねる。 6. きれいなグラデーションができる様子を観察する。
期待できる効果 – 液体の比重の違いを視覚的に理解できる。 – 「どうして色が混ざらないの?」と考えるきっかけになる。
おすすめの年齢:5歳~6歳(砂糖の量の調整は親が手伝う)
まとめ
色や形が変わる実験は、幼児が「おもしろい!」「もっと知りたい!」 と思うきっかけになります。色の変化・泡の動き・物の形の変化などを目で見て楽しみながら、科学の基本を体感できるよう工夫すると、学びの幅が広がります。